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その時、キミに恋をして
第3章 箱根の夜

『……桐矢……
明日仕事は?』
『……あ?……
明日は午後から!』
『……桐矢……
俺等が出逢った、
海行こっか?♪』
『……え?……
今から~?』
『いいじゃん!
カニ食いたくなったし♪』
『……』
『……なんだよ……不満?~』
『……や……
不満っつーか、
ヤローと二人で、
海ってアリな訳?』
『……ん?……
全然アリっしょ?
てかカニ食い行く
だけだし♪
桐矢カニ嫌いか?』
『……カニ?……
大好き♪』
『……良かった……てか素直にそう言え。笑っ
じゃあ決まりな♪』
『……はいはい……仕方ねえなあ!』
『……桐矢……
可愛いくねー奴!』
『……は?……
どっちがだよ!』
俺達は笑い合った。

