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その時、キミに恋をして
第1章 始まりは最悪
マンションに着いて俺は、
ソッコー寝た。



女と会ったりしてもそこはやっぱり、
プロだから。



---俺は---
ONとOffを、
しっかり切り分けるタイプ---



そうでもしなきゃ、この世界なんて、






---すぐ---
飲み込まれる---





---ああ---
寝よッ!






するとまたすぐ、
アイツの顔が、
浮かんで来た。



---クソ---
なんだって俺、
アイツの顔ばっか!


---まあ---
もう逢う事も、
無いだろ。




---俺は---
やっと眠りに着いた。



ーーー
ーーーー
ーーーーー



『おはよう
ございます!』



『---よお---桐矢くん!
おはよう!
早速始めるぞ!』



『はい!
よろしくお願い
します!』



俺はまた海に
来ていた。
現場にはマネージャーと、
撮影スタッフ。




---後は---
波の音---




暫く撮影してたら、近くの場所から、
カメラのフラッシュの音。



---チッ---
ニアミス?



そして俺はその、
フラッシュの鳴る、方を見た。
そのカメラマンを、見て俺の心臓が、
踊った---







---え?---
なんでアイツ?



---そう---
俺の視線の先には、まさに今俺の心を、掻き乱してる、






---アイツ---が居た---
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