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涙色☆遠恋
第1章 奇跡的な出逢い


『冷たいもんでも、どうや♪』



『すみません。
頂きます。』



『……店長……
有り難とうございます。』



そう言うと彼は、
私の目の前に座った。



---はあ---
見れば見る程、
イイ男ね~
心臓持つかしら。


『……では……
改めて新谷です。
短い間ですが、
よろしくお願い
します。』



『こちらこそ♪
よろしくお願い
します。って、
俺は何をすれば、
いいの?』



『……ですね!……今日はインタビューと、写真をここで、何枚か撮らせて頂きます。明日は密着と言う事で。
よろしくお願いします。』



『そうなんですか。解りました♪
でも俺なんか別に、アイドルタレントでも無いのに、
むしろ俺なんかで、いいんですか?』



『……いえ……
深海さんがいいんです!』



……私は……
真っ直ぐ彼を見て、言い切った。



『……アハハ……
そんなに言われたら何でも、
協力しますよ!』



『……ん?……
どうかした?』



私が不思議そうに、彼を見て居たら、
彼が私に問い掛けて来た。



『……いえ……深海さん……
大阪弁じゃ無いなあって思って?』



『……ああ……
これね?
俺何故か今日みたいな取材とか、
される事がなんか、2年ぐらい前から多くてさ~
で、大阪弁じゃあれかなあ?って思って標準語勉強したら、自然に染み付いちゃった♪』



『……ああ……
そうなんですか?』


彼の口からいかにもな答えが返って来た。
それは納得だ!



『……ああでも……ダチと話す時は、
勿論大阪弁で話してるけどね。』



『なる程!』
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