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涙色☆遠恋
第1章 奇跡的な出逢い
『オラ!!
お前ら早くしろよ!間に合わねーぞ!』
編集部にチーフの、怒鳴り声が今日も、高らかに響いていた……
とっくに勤務時間は終わってると言うのに。
あさって発売の、
雑誌の最終打ち合わせに、追われていた!
ようやく1時間後、
なんとか特集記事が出来上がった。
『はーッ!!
終わったー!!
今日も超ハード☆結奈♪お疲れ~♪
飲み行くでしょ?』
私に話しかけて、
来たのは同期で、
親友の真理恵♪
私達はストレスが、たまると飲みと、
決めて居た。
まあ、飲みか、
カラオケだけど、
今日は飲みたい気分だった♪
『……あ……
真理恵♪お疲れ様♪行く行く~♪
相変わらず人使い、荒いわよねー。
チーフったら!!』
と、真理恵と二人で帰ろうとした時に、私に不幸がやって来た……
『……っと……
新谷待ったー!!』
って凄い嫌な予感がしたけど……
予感は見事的中!!まあこんな事も、
入社2年めの私には、もう慣れてしまったけど……
『……新谷……
悪いけど、
今から大阪飛んで!』
『……ええッ……
大阪ですかー?』
するとアネゴ肌の、真理恵がチーフに、食って掛かった。笑無駄だと思うけど。
『……チーフ!……また結奈ですかー?他にもイキのいい、男子とかあの変に、ウヨウヨ居るじゃ、無いですかー!!
なんで結奈なんですかー!!
この前も結局、
結奈とデート出来なかったしー!』
男子をと見ると、
そそくさと帰り仕度をしていた。
『まあまあ、
あちらさんの、
指名なんだから、
仕方ないんだよ。今度2人に早番やるから今日は折れてよ。』