この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
白雪姫にくちづけを
第18章 浩巳の憂鬱


『浩巳、どうかしたの?』


『……。』


『浩巳?』


『ん、何か言った?』


梨々子達と大学で別れた後、あずさと浩巳は、大学近くのカフェに来ていた。


大学を出てから浩巳はうわの空で、あずさの話はさっきから宙に浮いたままだ。


ズーッ…


氷だけになったフルーツジュースをすすって、あずさは席を立った。


『もう行こ。浩巳、このあとバイトでしょ?』


『え?あ、うん。』


浩巳を待たずにレジへ歩いていくあずさの姿に、彼は慌ててついて行く。


『………。』


『あずさ…』


『………。』


『…ね、そんな怖い顔してないでさ、こっち向いてよ?』


『………。』


『あずさぁ〜〜』


(ふん。

何だか知らないけど、ずっと考えごとしちゃって。
全然、話、聞いてないんだから!)


浩巳の態度に腹を立てたあずさは、ずんずん歩いて行く。
カフェを出てから、ずっと2人はこの調子だ。


/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ