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白雪姫にくちづけを
第20章 海


『浩巳くんはさ、高2だっけ?』


『…遠藤です。』


『ハハ、そんなに緊張すんなって!とりあえず、浩巳くんはコーラとお茶どっちにする?』


『……。』


『あ、翔平さんはビールでいいですか?』


『お茶でいいよ。和宮くんだったかな、ありがとう。』


『カズヤでいいですよ。
翔平さん、この中で一番年上なんですから。遠慮なんていりませんよ!じゃ、早速!』


コテージのウッドデッキで、3人の男たちは乾杯した。


ガチャ


『お待たせ〜』


部屋から3人の女子大生達が支度を終えて出てきた。


『あ、もうカンパイしてる!』


長い髪をポニーテールにした梨々子が、男達の元へ駆け寄る。
薄手のロングパーカーの下からは、うっすらとビキニが透けて、梨々子のスタイルの良さを際立たせている。


『芽衣、あずさも早くー!何飲むー?』


今日は、梨々子の彼氏の車で海へ来ている。


★家光 翔平(いえみつ しょうへい)
梨々子の彼氏。25歳。


サーフィンが趣味の彼が友人のツテで借りたコテージに、本日6人は一泊する。


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