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白雪姫にくちづけを
第22章 翔平×浩巳×カズヤ


『飲みますか?』


カズヤの目の前に、ビールが差し出される。


『お…おお、サンキュ。』


浩巳の意外な行動に驚きながらも、カズヤは缶を受け取った。


『昼間はすいませんでした。』


プシュ


腰を降ろしてビールを開けるカズヤの隣に、浩巳も続く。


『や、感じ悪いこと言ったのはこっちだもんな。ごめんな、浩巳く…っと、遠藤くんか。ハハ。』


花火に はしゃぐ あずさ達を見ながら、浩巳はポツリと話し出した。


『おれ…あずさが好きです。』


『ぅお…?!おー//知ってるよ?』


予期せぬ言葉に、カズヤはビールを手から落としそうになる。


『和宮…カズヤさんは、あずさのドコが好きですか?』


『…!お前…』


『大学では、あずさはどんな風に過ごしてますか…?』


カズヤの答えは待たずに、浩巳は続ける。
問いかけるというよりは、思ったことが口をついて出る…といった感じだ。
そんな様子に気づきながらも、カズヤは言葉を返す。


『いやまぁ、あの通りいつも元気に笑ってるけど…』


カズヤも彼女へ、視線を向ける。


『おれはどうやっても年下だから、あずさに追いつけなくて歯がゆいです…
おれの知らない場所で、知らない人に囲まれてるって思うと…それだけでもう、すごい悔しい…』


グビッ


ビールを飲むカズヤは一息ついて、俯く浩巳を見た。


『それってあれか?
早く大人になりたいとか…そんな感じ?』


『…はい。』


くしゃ


カズヤは浩巳の頭をぐしぐしとなでた。


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