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白雪姫にくちづけを
第22章 翔平×浩巳×カズヤ


『んっ…はぁん…』


心なしか、あずさの息があがる。
それを察した浩巳はそっと、彼女の胸に掌を添えた。


『ぁん…!』


ピクリと反応したその反動で、彼女は自ら深く口づける。


『キス…感じちゃった?』


フッと柔らかく笑って首筋にキスを落とす。


『ち、違っ…あっダメ…』


耳元までキスを降らせ、甘い吐息でくすぐる。


『ダメ?こんなに欲情してるのに…?』


『///ばかぁ…!』


リップ音を鳴らし、数回彼女をついばむと…


…ッチュ!


『おれも火貸して?』


浩巳は線香花火に火をつけた。
柔らかな閃光に浮かぶ、トロみある表情。


『くす…続きは、明日ね?』


『//明日…』


『明日は土曜だから…
いっぱい、可愛がってあげるよ。』


妖しく微笑む浩巳に、彼女の頬は熱を帯びる。


『ば、ばか…//』


(キスだけでこんな顔して…
あずさのこういう所、すきだな。
笑ってる顔も、照れてるのも、ちょっと怒ってる時も…どんな あずさ だって、おれはすきだ。)


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