この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
白雪姫にくちづけを
第25章 オオカミ予報*


朝食を終えると、あずさは身支度を始めた。
着替えは済ましてあるので、あとは軽くメイクと髪の毛を整えるだけ。


マスカラを塗るあずさの様子を、浩巳は隣からジッと見つめている。


『やっやりにくいんだけど…?』


『お化粧、すっかり慣れたんだね?』


『え?慣れるほど上達してないんだけど…』


あずさはもともと、化粧などしたことがなかった。


以前、浩巳とつきあうきっかけになった花火大会で、梨々子が化粧を施してくれ…その後、梨々子に習って、少しだけ覚えたのだ。


(浩巳が可愛いって…褒めてくれたから、するようになったんだけど//)


今度はチークを塗ろうと用意していると、


『おれやる。』


彼はチークを横から手に取った。


『目、つぶって?』


『ん、うん。(チークに目を瞑る必要ないんだけど?)』


ポンポンポン…


柔らかく肌を色づける彼の指。
ムース状のチークは、彼女をほんのりと恍惚の表情へ導く。


チュ


『?!ん…んんっ』


誘われるように、彼は唇を重ねる。


『あずさって素直だよな…そーいう所、たまんない。』


目を開けると、舌で唇をぺろりと舐めて笑う浩巳がいた。


無意識な彼のその仕草にあずさの胸はドキリと音をたてる。


『可愛くできたよ。』


『…んもぉ//』


『おれ、そろそろ行くから。あずさ、気をつけて行くんだよ?』


『うん、浩巳も。行ってらっしゃい。』


『行ってきます。』


そんな会話に胸を高鳴らせ、2人は別々に部屋を出た。


/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ