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白雪姫にくちづけを
第25章 オオカミ予報*
ザパアァァーーーーー
湯は一気に溢れ出し、洗い桶が湯の波を泳ぎ漂っている。
『…緊張してる?』
結い上げたせいで露わになっている彼女のうなじに、浩巳の吐息がかかる。
『あっ//…ん、少しね。』
(やだ、ちょっと変な声出ちゃった//)
首元のこそばゆい刺激に、あずさの身体は小さく震えた。
その恥じらう姿に、彼は目を柔らかく細める。
チュ
『んっ///!!』
急にうなじにキスを受けて、今度ははっきりと甘い声をあげた。
『ごめん。色っぽかったから。』
そう言うと、後ろから抱きしめるように腕を回し、あずさの顎をそっと後ろへ導く。
チュッ…チュ…チュピ
慈しむような、それでいて情熱的なキスが続く。
わずかな唇の緩みに侵入した舌先が、愛しくあずさのそれに絡まり…
彼を探るように突き出した舌先で、さらに深みを求めて…
揺れる湯舟の音、漏れる吐息も激しさを増し、2人の耳を甘美な音色が支配していく。
はぁ…チュプ、チュチュル、ちゃぷん…
チュはぁ、はぁ…ちゃぷ、チュ…チュル
『はぁ、はぁ…はぁ、はぁ…』
『はぁ…は…アッ//』
『…やっぱり、キスだけで濡れるんだね、あずさは。』
いつの間にか秘部にあてがわれた浩巳の指は、水中で自由にあずさを愛でていた。