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白雪姫にくちづけを
第28章 ひみつの…*
乱れた浴衣は、浩巳の手を容易く肌に触れさせる。
太ももを撫でていた彼の右手が、その先へ進もうとしたところで…
(あ!)
『ま、待って!』
『…ん?』
(そういえば///!!…こんな下着恥ずかしすぎるよ!!)
あずさは、自分が梨々子の誕生日プレゼントに身を包んでいる事態を思い出した。
『…どうかしたの?』
浩巳の心配そうな瞳が心に刺さる。
『あの…あの…下着を…//』
(みっ見られたくない…浩巳に引かれちゃう!)
『?』
『先に脱いできていい?よ、汚れちゃうから…』
『………。』
『ちょ、ちょっと脱衣所いかせ…』
スルッ
『ひゃあ////!!!』
『!!…セクシーなのつけてんだね///』
急にそわそわしだした彼女が立ち去る前に、浩巳は浴衣に滑らせた手を太ももの付け根まで潜らせた。
彼女の下着がTバッグであることを確認し、浩巳は驚きに声を漏らした。
『ち!違うの違うの違うの〜////!』
真っ赤になった顔を思いきり振って、あずさは必死に事情を説明する。
『りっちゃ…と、友達が!誕生日プレゼントに!旅行持ってけって!そこで開けてってゆーから、さっき!さっき初めて開封してっ…まさか!まさかこんな下着だと思わなくて!でもこれしか替えがなくってそのっ…!!!////』
怒濤の釈明。
せっかくの雰囲気は、一瞬にして吹き飛んでしまった。