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白雪姫にくちづけを
第32章 番外編
浩巳の思惑にまんまと乗せられ、あずさはヤキモキしながらも、夕飯を作った。
『いいもん。ご飯が終わったら、仕返しするもん。』
『へぇ。どんな?』
『きゃあぁぁ!』
小さく零した独り言は、まさかの背後に立っていた浩巳に聞かれてしまった。
『い、居たの?!』
『居たね。』
『なんで?!』
『なんでって…』
ちゅっ
『イタズラする為…?』
『やっ…//!』
後ろから腰に回した手であずさを抱き寄せ、浩巳は耳元へキスを落とした。
『お腹空いちゃった…ご飯、まだ?』
『〜〜〜///!』
あずさにピッタリ張付く浩巳。
(邪魔する気マンマンじゃない!)
『あっ…ちょ、ちょっと…//!』
チュピ…チュピ…
首元をくすぐる彼のくちづけ。
回された掌も、あずさの身体をじわりじわりと這う。
『…デザートから、食べてもいいかな?』
ボコボコボコボコッ
『あーーー!!!』
『?!?!』
あずさの大絶叫に、浩巳はよろめく。
『バカバカバカバカ!おみそ汁が沸騰しちゃったじゃない!もう!あっち行ってて!!』
『…はい。』