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白雪姫にくちづけを
第32章 番外編
『どんな本をお探しですか?』
(本のことは結構自信あります!何でも聞いて下さい!)
そう思って胸を張る私。
『実は…お菓子の本で。何か美味しそうなチョコレートのお菓子載ってる本…欲しいんです。』
チョコレートのお菓子?!
『…それは、バレンタイン用に作られるんですか?』
『///あ、そうなんです。』
なんでしょう…このモヤモヤ感。
季節的に、チョコのお菓子といったらバレンタインです。彼女もうなづいています。
(失敗しちゃえばいい…)
咄嗟に、そんな考えがよぎりました。
コドモでごめんなさい!
そう心で謝りながら、案内します。
『この辺りが手作りスイーツのコーナーです。特に今のシーズンだと、バレンタインの特設コーナーもありますよ。』