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白雪姫にくちづけを
第11章 接近


浩巳との距離が近づく度、あずさの胸の奥はきゅうっと締めつけられるようだった。


(な、何だかさっきからドキドキしてる…?
あたし、もしかして浩巳のこと…//)


『食べようか。』


彼女の心境など つゆ知らず。
手際良く仕上げた夕飯を盛りつけながら、浩巳は声をかけた。


『ご飯も炊けたよ。あずさ、よそって?』


『う、うん。』


『『いただきます。』』


彼のおかげで あっという間に出来上がった品々。浩巳の切った食材はどれも綺麗で、レシピ本通りのおいしそうな料理が食卓を彩っている。


一人暮らしを始めて数ヶ月。出来合いの料理以外が食卓に並ぶのは初めてで、あずさはその光景に胸を躍らせる。


『やっぱうまい。あずさは味付け上手だね。』


浩巳の言葉にも胸が温かくなる。


(もう、やさしいんだから…全部、浩巳のおかげなのに//)


『ありがと…次は、ちゃんと頑張るからね?』


『はは。じゃあ次が今から楽しみだね。』


笑顔を向ける彼の姿は、自然と あずさの食欲をそそるよう。


(こんな楽しい夕飯は久々だなぁ。また…浩巳とこうやって、一緒に過ごしたい…//)


『やっぱり、ご飯は誰かと一緒の方がおいしいね!浩巳が今日来てくれて、良かった。』


会話も弾み、2人は明るい雰囲気に包まれていた。



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