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白雪姫にくちづけを
第14章 通じあう心*
シュル…シュッ、ピッ
(すごく、大胆なこと言ったよね…あたし)
浴衣の帯を解きながら、浴室に灯る明かりに目をやる。
サァァーーー
(…う//自分で起こした展開のクセに、心臓の音が鳴りやまないんだけどっ…!)
浩巳がシャワーを浴びる音を聞きながら、高鳴る期待と不安に、あずさは押しつぶされそうだった。
───「コンビニに行きたいから、
先にシャワーいい?」───
そう言った彼を優先し、自分はひとまず軽装に着替えることにしたのだ。
シャツと短パンに着替え、今度は鏡の前で、編みこみをほどいていく。
(りっちゃん、芽衣ちゃん…2人のおかげで、あたし、浩巳に気持ち言えたよ…)
今朝、意気込んで2人に支度を手伝ってもらったことを思い出しながら、ゆっくりとピンをはずしていく。
ガチャ
浴室から、浩巳があがった気配がした。
『あずさ、お待たせ…』
『あ、うん…』
『髪、おろしちゃったんだね。』
『//!きゃぁぁ!!』
背後にやってきた浩巳の姿を
鏡越しに見た彼女は、大声を出した。
『…は?』
『はだ!はだか!//』
『ああ…』
浩巳は上半身裸のまま、タオルで頭を拭きながら歩いてきた。
緊張に胸を震わせていたあずさを驚かすには、充分すぎる刺激だった。