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白雪姫にくちづけを
第15章 王子のくちづけ
『…ん…』
くちびるに、やわらかい感触を感じて、あずさはゆっくりと瞼をあける。
『おはよう。』
目の前には、やさしい浩巳の微笑みがあった。
『ひゃ//』
突然の甘い光景に、あずさは顔を赤らめて布団に埋もれた。
『何で隠れるの?』
上半身裸の浩巳は布団に潜り込んで、唇を求めた。
ちゅ…ちゅ、ちゅ
『ン……ふぅ…』
息苦しくなった彼女は ぷはっと布団から顔を出す。
『ははは、こんな朝、悪くないね?』
浩巳はやんわりと頭をなでながら、おでこにキスを落とした。
『あずさはやっぱり、おれの白雪姫だね。』