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白雪姫にくちづけを
第17章 お泊り禁止
『…っな?!///』
突然の祝福の言葉に、2人は飛びあがって驚いた。
さっきまで冷静だった浩巳の顔も、みるみる真っ赤になっていく。
(お、「おめでとう」って?!
まさか、朝帰りしたから…カンのいいおばさんには全部バレちゃったのかな?!
私達の仲…とゆーか、そういうコトしたって…
ぜ、全部…///?)
『はぁ?!ば、ばかじゃないの??///』
浩巳も同じ考えらしく、必死に動揺を隠そうとしている。
そんな彼らの様子を不思議そうに眺めていたおばさんは、目を丸くして言った。
『…あら?
もしかして、2人は付き合ってるのかしら?』
(…ん??)
『え?』
『え?』
『え?』
3人でひと通り顔を見合わせた後、おばさんは まじまじと2人を見つめ、ニンマリと笑った。
『…なぁーんだ、そうなんだ♡』
そんな母親の様子に、浩巳が『あ』と声を漏らす。
何かに気づいたらしい彼は、しまったと言わんばかりに手で顔を覆い、ため息をついた。
一人、事態の飲み込めないあずさが浩巳を見上げると
『今日はね、浩巳の誕生日なのよ。』
おばさんが、教えてくれた。