この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
白雪姫にくちづけを
第17章 お泊り禁止


『今後、平日のお泊まりは禁止よ!』


『…ッゴホ!//』


お茶を飲んでいた浩巳はむせてしまった。


『2人は未成年だから…成人するまでは、いくつか約束して欲しいことがあります。』


おばさんは真剣に、でもとても優しく話してくれた。


『嘘と隠し事をしないこと。
これだけは、絶対守ってほしいの。

成人したら、全部忘れてくれて構わないわ。
でも今は、2人は何の責任も負えない立場だから…何か困ったり、問題が起きた時には、きちんと大人を頼ること。』


2人は黙って話を聞いている。


『大人だから、時には2人を怒ることもあるかも知れない。

それでも、嘘はつかないで。
きちんと話して欲しいの。

あと少しだけ…子供の世話をさせてちょうだいね?』


おばさんは声は明るかったけど、ちょっと寂しそうでもあった。


『あずさちゃんは、私の親友の大事なお嬢さんだから。
ここにいる間は、いくらでも頼ってね。』


そこまで言うと、ふうっと息をついて、おばさんは立ち上がった。


『さてと、そろそろお掃除しよっと♪
あずさちゃん、お昼も夕飯も、良かったら食べてってね。』


『…あ、そうだ浩巳!』


『あん…?まだ何かあるのかよ?』


二階にあがる手前で振り向いたおばさんは、浩巳を手招きして一人呼び寄せた。


あずさには聞こえなかったが、おばさんは何か彼に囁き…ものすごい剣幕の浩巳に二階へ追いやられた。


『ごめんねー、二度は言わないから!』


そう言うおばさんに見向きもせず、浩巳はムスッとしてあずさの元へ戻ってきたのだった───




/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ