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嘘つきな唇
第3章 逃避行
……こうして……
食材の買い物を終え再びルウの車に乗り我が家へ向かった。
『……雪奈……
楽しかったね!
買い物♪』
『……ええ♪……
ルウには驚いたわ!お肉タダにしちゃって!』
『……え?……
ラッキーじゃん!
ルウ様必殺値切りの術♪どうだった?』
『……ふふ♪……
お見逸れしました!その分ルウにはお肉サービスで沢山、
入れてあげるわ♪』
『……やった!!……ねえ~
雪奈ん家まだ~?』
『そこの角曲がったら直ぐよ♪』
『……OK♪……
早く雪奈の愛の、
手料理食べたいな♪』
『……有り難う♪……お楽しみにね♪
ルウの為に腕振るっちゃうから!』
『……わあい♪……』
……ルウ……
可愛いいな♪
……ふふ♪……
こういう時のルウはほんと子供みたい♪
……ルウ……
無邪気で可愛いい♪
『……ルウ!……
此処よ♪』
『……へえ!……
あのマンション?』
『……そうよ……
ルウ♪お疲れ様!』
『……いえいえ……雪奈もお疲れ様!』
……そして……
車を止めてルウが、初めて私の家に来た♪