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嘘つきな唇
第3章 逃避行
……ルウSide……
……雪奈が……
料理を作ってる間、俺はTVを見たりしてた♪
……たまに……
雪奈を見たりして♪
……ああ……
いいな♪
こんな感じ……
……雪奈と……
結婚したらこんな、優しい時間が毎日、続くのかな……
……ハッ……
ヤバい!
妄想しちゃった!
……俺は……
女子かっつーの!
……でも……
……夢に見る……
……雪奈との……
幸せの構図を……
……こんな風に……俺達の幸せの、
未来予想図は……
……いつの日か……実現するのかな……
……こんな風に……若くて綺麗な奥さんが、
俺のお気に入りの、エプロン姿で♪
……毎日……
愛する俺の為に……
……毎日……
美味しい料理を、
作ってくれる……
……こんな……
幸せな未来が……
俺達にほんとに、
訪れるのかな……
……大丈夫!……
絶対雪奈を俺は、
幸せにしてみせる!
……俺の隣に……
いつも居る……
……最愛の人は……
……雪奈……
ただ一人だけだ……
……俺は……
雪奈じゃなきゃ、
困る……
……って……
ヤバ!
俺妄想し過ぎ!
現実に戻ろ。汗
……俺は……
そっと雪奈の後ろに近ずいて……
……雪奈を……
そっと後ろから、
抱きしめた……