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嘘つきな唇
第1章 出逢いは突然に
『……キャー!……ちょっ、ここ
何処ー!?』
『……雪奈……
おはよー♪
眠り姫さん♪』
『……キャー!……貴方!
ルウくんっ!』
俺はソファーから、起き上がると、
雪奈の隣に来た。
『……キャー!……裸!』
『……あのねえ……さっきから、
キャーキャー、
煩いんだけど!』
『……え、と……
あのごめんなさい。ってあの私は、
どうしてここに、
居るの…?そして、何故ルウと一緒に、居るの…?』
『……雪奈……
全然覚えて無いの?苦笑……』
『……え、と……、未来と飲みに来て、ルウと逢って……
それから、あの……汗』
……ぷ……
アハハ……
『……何よ……
笑う事無いじゃない!』
『……だって……
マジで雪奈全然、
覚えて無いんだもん。笑っ』
『……はい……
すみません~』
『……雪奈……
面白過ぎ。笑っ』
『……だって……
お酒飲むのほんと、久し振りだったのよ~』
……私は……
穴があったら、
入りたかった~
穴があったら、
入りたいって、
まさにこの事ね……
『……てか……
俺の存在は雪奈、
覚えてんだ♪』
『……勿論……
当たり前じゃない。そのくらいは。』
『……ここは……
俺のマンション♪』
『……あ……
じゃあ?』
『……雪奈様♪……順を追って説明、
しよっか?笑っ』
『すみません……
お願いします。』
『……雪奈……
俺の店に来て最初の5分は普通に、
飲んでたんだけど♪』
『……え、と……
最初の5分ですか。汗』
『……そう♪……
そのうち俺に延々、上司の愚痴り大会になって。笑っ』
『……あの……
延々ってずっと?』
ルウがほんとに、
可笑しそうに笑って頷いた。
『……そのうち……未来ちゃんが、
彼氏に呼び出されて雪奈に、
帰るよ!って、
言ったんだけど、
雪奈そのまま、
一人で飲んでて、
それでそのまま、
店で寝ちゃったの。笑っ』