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嘘つきな唇
第1章 出逢いは突然に

私は相川雪奈 27歳。今年でOL7年めになる。
言わばお局ね局に、もう少しで差し掛かかるーーー
と言うヤバい位置に居る。
まあOLベテラン組。にも関わらず、
女の上司と折り合いがすこぶる悪い。
なんか目の仇に、
されそうな勢い。
本気で私の事が、
あの上司は嫌い、
なんじゃ無いのかと思ってしまうーーー社長はいい人だけどどうも私は、
あの上司は苦手。
まあこう思ってるのはきっと、
私だけじゃ無いと、思うけど。
言いそびれたけど、今は彼氏無し。
27歳で彼氏無し、
お局ってかなり、
ヤバいよねーーー
正確には1カ月前、
5年も付き合った、
恋人と破局した!
ってのが真相。
それ以来恋愛に、
臆病になってしまっていた。
『もしもし?
雪奈さん~?
手、止まってるよ~』
『あ、未来!
ごめん、ごめん!
急がなきゃね!』
こうして私達は、
急いで残りの仕事を片ずけ、
ようやく1日の、
業務が終わった♪
『ふーッ!
終わったあ♪』
『雪奈♪
お疲れ様!さて、
いこっか♪』
『そうね♪
あ、これ嫌み女に、出して来なきゃ。
ちょっと待ってて!』
『OK~♪』
『すみません。
出来ました。』
『もっと早く、
やりなさい!
解った!?』
『はい。』
『いいわよ?
帰って。』
『お疲れ様です。
失礼致します。』
カーッ!
ったくいちいち、
嫌みな奴!『すみません。
出来ました。』
『もっと早く、
やりなさい!
解った!?』
『はい。』
『いいわよ?
帰って。』
『お疲れ様です。
失礼致します。』
カーッ!
ったくいちいち、
嫌みな奴!

