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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜







『……雪奈……
女と別れたら俺と、一緒になろうな?』







『……あ……
ルウ……
私、私……』








『……雪奈……
また泣く……』








『……だって……
嬉しくて……』








『……俺……
雪奈を幸せに、
するから……』








『……ルウ……
有り難とう……
愛して居るわ……』







『……俺も……
愛してるよ……
雪奈……』








……だが……
その幸せの未来図がいばらの道だと、
言う事を……
雪奈は充分解って、居た……




その時部屋の電話が鳴った……
フロントからだ。




『……お客様!……おはようございます昨日は誠にすみませんでした。朝方、
大雨警報解除、
されましたので。』



『おはよう
ございます。そう!有り難とうございます!』



『朝食7時ですが、
よろしいですか?』



『……はい……
お願いします。』




『解りました。』




『……雪奈!……
大雨警報解除でたって♪』




『……そう?……
良かったわ!』




『……雪奈……
朝食7時だって。
風呂入るか?
まだ1時間あるし♪』



『……そうね♪……ルウ先いいわよ?』







『……ゆーきな……何言ってんの?
一緒に入ろ♪』








『……え?……
い、一緒に入るの?恥ずかしいわ~』




『……は?……
俺らもうなんも、
恥ずかしがる事、
無いじゃん!』




『そうだけど。』








『……雪奈……
嫌なの?』








『……ルウ……
そんな熱い眼差しで見つめられたら///
嫌なんて言えないわよ!』




『……ヤッタ♪……あんまり時間無いから、早く入ろ♪』




『ハイハイ~~』




……私は……
つくづくルウの、
瞳に弱いな……




……はあ……
仕方無いな~
ちょっとやっぱり、恥ずかしいけど、
一緒に入ってあげよ~~
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