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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜
帰りの車の中で、
私達はいろんな話しをした……



『……雪奈……
ラウンジだけど。』


『……ルウ……
なあに?……』






『……雪奈はもう……
来ない方がいい。』







『……ルウ……
どうして?……』



『……女が……
いつも売上の様子を、見に必ず一度は、店に顔を出す。
雪奈が来た日は、
店閉めたから女が、入れ無かっただけで……
雪奈が来てたら、
そのうち鉢合わせを、する事になる……』


『……そう……
解ったわ……』







……じゃあ……
何処で逢えるの?
とは聞け無かった……






……ルウの……
悲しげな瞳を見たら、聞け無かった……




『……雪奈……
普通の恋人みたいに、いつも逢えなくて……ごめん……』







『……ルウ……
大丈夫よ?
昨日の想い出があれば……
私は生きて行けるから……』







『……雪奈……
想い出なんて言うな。
必ずまた直ぐ、
逢うようにするから、忘れないで居て?……俺の事……』







『……ルウ……
一時だって貴方の事、忘れないわ……』







『……雪奈……
愛してるよ……』







『……ルウ……
私も愛してる……』






……そして……
車はやがて私の家の前に着いた……







『じゃあ雪奈……
信じて待ってて?』






『……ルウ……
私からはしちゃ、
いけないのね……
解ったわ……
ルウを信じて待ってる……
送ってくれて、
有り難とう……』




『……雪奈……
解ってくれて、
有り難とう……
離れて居てもいつも、お前を想ってる……』



『……あ……
ルウ、私も……
元気で……』



『雪奈も元気で!……仕事頑張って!
じゃあ俺行くな?』


『……ええ……』



……私は……
ルウを涙で見送った。
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