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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜
……ルウ宅……



……カチャ……







『……只今……』







『……ルウ?……』


……俺は……
二日振りで女の元に、帰って来た。
一気にしてリアルな現実に引き戻される……



『……ルウ……
どういう事よ!
ちゃんと説明しなさいよ!
貴方昨日店休んでるじゃない!』



『……だから……
昨日電話で話したろ?
あのまんまだよ!』


『納得行かないわ!!貴方、店休める立場なの!?』



……案の定……
女は凄い剣幕で、
怒鳴って来た……



……俺は……
もういい加減……
うんざりだった……







『疲れてんだよ!……少し眠る……』







『……ルウ……
待ちなさいよ!』



『……あ?……
なんだよ……』



『解ってるでしょ……抱きなさいよ!?……昨日の分たっぷりと!』



『……だから……
疲れてるって……』


『……無理よ……
昨日一人で慰めたのよ……
貴方が居ないから……早く抱いてよ……』






『……ッツ……』







『……そしたら……店休んだ事許して
あげるわ!』



『……解った……』


……俺は……
何を言っても、
無理だと思い女を……抱いた……







……雪奈と……
散々、SEXした体で……女を抱いた……







……雪奈……
ごめん……







……俺は……
最低だ……
これが現実なんだ。


……これが……
俺なんだよ……







……雪奈……
こんな俺でもキミは、愛してくれるの……







……俺は……
雪奈を想いながら……女とSEXした……
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