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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜

『……ッツ……
はあ……ルウ……
もっとよ……』







ベッドの上では、
第2Rundeが始まって、居た……
俺はもういい加減……クタクタだった。







『……なあ美砂?……いい加減に……』







『……いやよ……
まだ足りない……
ルウが居なくて、
昨日どれだけ私、
淋しかったか……』


『……美砂……
でももう無理だ。
疲れてんだよ……』


『……いいわ……
じゃあルウは何も……しなくても……
私が動くから……』






『……ッツ……』







……そう言うと……美砂は俺の上に、
跨がって自ら腰を、動かし出した……







『……ふ、あ……
アアッ、美砂……』






……俺の……
気持ちとは裏腹に……淫らな声が出た……







『……ルウ……
気持ち?……』







『……』







『……ルウ……
素敵よ……
気持ちいいわ……』






『……美砂……
これが最後だよ?……今日はもう無理だ……



『解ったわよ……』


『……』







『……ルウ……
貴方を誰にも……
渡さないわよ……』






……そう言うと……美砂はまた腰を、
振り続けた……



……俺は……
美砂の言った一言に背筋が氷ついた……
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