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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜


……私が……
部屋でボーッと、
していたら携帯が、鳴った。



……いけない!……今何時!?



……どうやら……
あのまま眠って、
しまったらしい……


電話の主は未来からだった。



……ああ……
休憩時間か?



『……もしもし!……ちょっと雪奈!
大丈夫なのッ?』



……私は……
未来の一言で、
今日休む事を伝えて、無かった事を、
思い出した。



……いけない……
未来に言って無かった!



『……未来様……
ごめんね~
急に休んじゃって。』



『……雪奈……
仕方無いわよ。
で、雪奈あんたは、大丈夫なの?
土砂崩れとか、
台風直撃とか、
いろんな情報が、
流れてるけど?』



『……なんなの?……それ~
ただの大雨警報で、帰れ無かったのよ。』



『……ったく……
家の会社って話し、まともに伝わら無いわね~!
てか雪奈さん!
家に居たんじゃ、
無くって?笑っ』



……う!……
やっぱり未来は、
鋭い!



……私は……
未来には隠し切れないと思って、
ルウとの事を、
打ち明ける事にした。



『……未来様……
話しがあるの。
今夜空いてる?』



『……なあに?……まあ大体予想は、
出来てるわよ。笑っ夜空けとくわ♪
たっぷりルウの話し聞いてあげるわ♪』


『……ハハ……』



『じゃあ夜ね♪
雪奈奢んなさいよ?』



『……未来様……
やっぱり~?』



『……あら……
当然よ~♪』



『……ハハ……
ですよね~
じゃ後でね~』



『はいはーい♪』



……私は……
半分諦めて電話を、切った。


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