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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜



……雪奈Side……



未来が帰った後、
私は部屋で寛ぎ、
お気に入りのCDに、スイッチを入れた。


心地よいメロディーが部屋に広がる……


……そうなのだ……未来が言う通り、
元カレと常に一緒に居た……
同棲こそしなかったけど……



……だから……
こんな遠距離恋愛的な恋愛は、
初めてだった……



……ルウとは……
遠距離とは違うけど、
逢いたい時に、
逢えないんじゃ、
私的に遠距離みたいなものだった……







……私は……
この淋しさに、
耐えられるの?……






……ううん……
耐えてみせるわ……






……私はルウを……愛している……







……私には……
ルウ意外の人は、
考えられ無いわ……






……そうよ……
逢えない辛さが何よ……



……それよりも……






……ルウに……
出逢って……







……ルウに……
恋した……







……この……
真実こそが幸せな、現実だわ……



……ルウを……
愛した事が……
私にとって……
掛け替えの無い、
宝物よ……



……だから……
幾らだって待てる。幾らだって我慢する……



……幾らだって……耐えてみせる……







……ルウを……
愛してるから……







……そして……
ルウも私と同じ、
気持ちだと信じてる……
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