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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜

『……ルウ!……
そろそろ時間よ!』


……俺は……
美砂の怒鳴り声を、聞いて支度をして、リビングに降りて行く……
そして軽く飯を食べた……







『……じゃあ……
行って来る……』







『……ルウ……
解ってるわよね?
休んだ分頑張ってよ?』



『……ああ……
解ってるよ……』



……そして俺は……買い出しに向かう。






……チッ……
金と性欲しか、
頭に無い女……







……雪奈とは……
大違いだな……







……でも……
休んだ分挽回しなきゃってのは俺も、
解ってるよ……



……実際……
あの日休んだ事は、売り上げに影響が、あったのは事実だし……



……まあ……
色恋営業でもすればなんとかなる……



……さすがに……
ホストじゃ無いから、
客と寝たりはしないけど……
昔はそれと似た様な事はしてた……



……俺に……
言い寄って来ていた、女は結構居たから、簡単だった……







……つくずく……
俺は最低な男だ……






……雪奈……
こんな俺でもまだ君は愛してくれるの……






……胸が痛いよ……






……雪奈……
俺はこんな奴なんだよ……







……最低だろ?……
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