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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜
『……愛美……
残念だな!
まだ飲んでく?』
『……んー!……
ちょっと飲んで、
帰るわ~』
『……愛美……
ドンペリ出していい?』
『……ルウ……
いいわよ~
後で乾杯ぐらいしに来てよね?』
『……勿論!……』
『……あのお……
すみません!?』
『……あ、はい……すみません!
空いてますよ♪
いらっしゃい!』
……俺は……
ドンペリだけ置くと、
『……愛美……
マジで有り難うな!ちょっと相手して来る!』
『……はあい……
頑張ってね♪』
『……愛美……
サンキュー♪
また後で来るから、ごめんな?』
『……ルウ……
大丈夫よ♪』
…と愛美の言葉を、聞いて団体客の方に行く。
『……ごめんね……いらっしゃい!
6名様?』
『……はい♪……』
『じゃあそこの、
奥のBOX席にどうぞ♪』
……てか……
ヤロー付きか!……
……これじゃあ……色恋営業出来ねえじゃん……
『……てか……
お兄さん♪めっちゃイケメン♪』
『……え……
俺の事?……』
『……やだあ……
お兄さんしか、
イケメンなんて他に居ないわよ~♪
何処に居るの?笑』
『……あ!……
何だよ!お前~!』
『……サンキュ……あれ?みんなは、
カップルじゃ無いのかな?……』
『……やだ!……
違います~
サークル仲間です!』
『……じゃあ……
大学生だ?♪』
『そーでえす♪』
『……へえ!……
若いなあ!』
『……ねえ……
お兄さん名前は?』
『……俺は……
ルウだよ♪……』
『……なんか……
マジでめっちゃ素敵♪
あんた達とは、
大違いね~!』
『何だって!
でもまあマジで、
カッコイいーっす♪お兄さん♪』
『……アハハ……
サンキュー♪
あ、これメニュー♪選んどいてね?』
『……はあい……』
……もう……
ルウったら!
何がモテないのよ!モテモテじゃない!やっぱり今日は、
もう帰ろうかな……