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ご主人様に愛されたくて… ~セックス島~
第16章 帰路のナカで。
だけど、少しの沈黙の後、りゅうきが口を開いた。

「あの島は、親父が作ったんだ。」


「りゅうきのお父さんが?」

「細かい話しまでは、知らない。
親父が、俺が作った島だが、忙しくて暫く行けないからその間、俺に代わりに島を見張るご主人様になれって。
だから、なんとなくご主人様やってだけだ。」

「な…なんとなくなんだ?」

「あぁ、なんとなく。バカだと思うだろ?」



「うん。」とは、言えないから黙り込んだ私に


「ノボル…は、多分勝手に入り込んだんだと思う。」


レッド=ノボルの話しを始めた。


「俺とノボルは、高校から同じ家で暮らし始めたんだ。」

「そうなんだ?」

「うん。ノボル自身が言ってただろ。
母親が死んで、引き取られたって。」

「そう言えば…」

「ノボルの母親は、ノボルが高校に入る直前に亡くなったんだ。

そして、俺と、俺の母親と同じ家で暮らしてた。」


「え!?でも、それって、りゅうきのお母さんからしたら…」

「相当、嫌だったみたいだな。」

「だよね…」

愛人の子の面倒、見るなんて…

子供に罪はないのに。

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