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第5章 初恋の人。

小学校五年生の時、初めて同じクラスになって
席替えで隣同士になって

仲良くなって…

私は、リュウキに恋をした。


リュウキの事を考える度
リュウキと話しをする度

ドキドキで心臓が押し潰されそうで…


いつも頭の中は、リュウキ一色。


好きだった。
大好きだった。

ものすごく。


――リュウキも同じ気持ちだって

知ったのは、六年生に上がった頃だよね？



仲の良かった私達、
周りから冷やかされたりもした。


そのせいか、
小６の時に、学級委員なんかを押し付けられたりして…

嫌がってみせたりしたけれど

ホントは、すごく嬉しかった。

リュウキと同じ委員になれた事が。


リュウキが嫌がらずに、私と学級委員をした事が。


…嬉しくて…。