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~罪の天秤~
第8章 制裁の始まり
「んー!んんー!」

何か叫んでるけど言葉になってない。
布のせいで音もくぐもって聞こえる。
これなら外に漏れる心配もなさそうだ。

「あの……ありがとう」

タカシくんがちょっと照れながら私にお礼を言った。
お礼を言うのは私のほうだ。
これで渡辺雪菜を排除できる。

「あ、相当快楽を与えないと彼女は堕ちないかもよ?頑張ってね!」

私が彼女を見下ろすと、憎しみに満ちた瞳で睨まれた。
その顔に満足感を覚えながら彼女に笑顔を向ける。

「タカシくん、もしここから彼女を連れ出す時は呼んでね。見に行くから」

「ん、分かった。従順なペットになるよう頑張るよ」

彼女の服が一枚、また一枚と剥がされていく。
それを目の端にとらえながら私は研究室を出た。


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