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~罪の天秤~
第5章 私の犯した罪の罰
「もしもし?」
『ドア開けて』
「は?」
『ドア。今お前んちの前だから』
雄二の意味不明な発言に慌てて玄関を開けた。
時間は夜の9時。
今日は私も渡辺雪菜もバイトが休みの日だ。
「ちょ、早く入って!」
「お?何、どうしたんだよ…」
「いいから早く!」
もともと空気を読むのが上手い奴だ。
私のただならぬ雰囲気を察したのか雄二は何も言わずに玄関に足を踏み入れた。
すぐに鍵を閉めチェーンをかける。
「全然連絡なかったから、浮気してただろって言って虐めてやろうって思ってたのに、そんな冗談言ってる場合じゃなさそうだな」
その前に例え他の男とヤってても浮気じゃないけどね。
そんな心のツッコミもピカピカ光り続ける画面を見た瞬間に吹き飛んだ。
胸の辺りがヒンヤリと冷たくなる。
「非通知だから……出ねえの?」
雄二が携帯を手に取った。
相談……してみようか。
けど相手は元カノだよ?信じてくれる?
それに私だって確信はしてるけど証拠はない。
そんな曖昧な状況で言っていいのかな……
『ドア開けて』
「は?」
『ドア。今お前んちの前だから』
雄二の意味不明な発言に慌てて玄関を開けた。
時間は夜の9時。
今日は私も渡辺雪菜もバイトが休みの日だ。
「ちょ、早く入って!」
「お?何、どうしたんだよ…」
「いいから早く!」
もともと空気を読むのが上手い奴だ。
私のただならぬ雰囲気を察したのか雄二は何も言わずに玄関に足を踏み入れた。
すぐに鍵を閉めチェーンをかける。
「全然連絡なかったから、浮気してただろって言って虐めてやろうって思ってたのに、そんな冗談言ってる場合じゃなさそうだな」
その前に例え他の男とヤってても浮気じゃないけどね。
そんな心のツッコミもピカピカ光り続ける画面を見た瞬間に吹き飛んだ。
胸の辺りがヒンヤリと冷たくなる。
「非通知だから……出ねえの?」
雄二が携帯を手に取った。
相談……してみようか。
けど相手は元カノだよ?信じてくれる?
それに私だって確信はしてるけど証拠はない。
そんな曖昧な状況で言っていいのかな……