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~罪の天秤~
第6章 私は新たな罪を犯す
「ねえタカシくん、今日バイト終わったら空いてる?」
「空いてますけど……どうしたんすか?」
バイトが始まる30分前。
私とタカシくんは狭いロッカールームにいた。
今日は平日だから17時出勤は私とタカシくんだけだ。
もちろんそれを狙っていた。
タカシくんはフリーターの19歳。
私の二歳下になる。
茶色く染まったふわふわの髪。
くりくりとした大きな瞳。
顔立ちは少し幼く、高校生でも通りそうだ。
「実は相談があって…」
「え、俺にですか?いいですけど……俺、バカっすよ?」
「ぶはっ!それ、自分で言っちゃうんだ?」
「だってホントバカなんですよ?何なら俺の方が悩みを聞いてほしいくらいなんですから。どうやったら頭が良くなるのかって毎日頭痛めてます」
ちゃんと話したことなかったけど、タカシくんってこんな面白い子だったんだ。
渡辺雪菜と浮気するくらいだから正直ちょっと警戒してたんだけど。
ってか揃いも揃って女見る目ないなー
もうため息しか出てこないよ……
「空いてますけど……どうしたんすか?」
バイトが始まる30分前。
私とタカシくんは狭いロッカールームにいた。
今日は平日だから17時出勤は私とタカシくんだけだ。
もちろんそれを狙っていた。
タカシくんはフリーターの19歳。
私の二歳下になる。
茶色く染まったふわふわの髪。
くりくりとした大きな瞳。
顔立ちは少し幼く、高校生でも通りそうだ。
「実は相談があって…」
「え、俺にですか?いいですけど……俺、バカっすよ?」
「ぶはっ!それ、自分で言っちゃうんだ?」
「だってホントバカなんですよ?何なら俺の方が悩みを聞いてほしいくらいなんですから。どうやったら頭が良くなるのかって毎日頭痛めてます」
ちゃんと話したことなかったけど、タカシくんってこんな面白い子だったんだ。
渡辺雪菜と浮気するくらいだから正直ちょっと警戒してたんだけど。
ってか揃いも揃って女見る目ないなー
もうため息しか出てこないよ……