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~罪の天秤~
第8章 制裁の始まり
「雪菜さんはどうして俺じゃだめなんだろ……」
ぽつりと呟いた言葉に私はタカシくんの方に視線を向けた。
タカシくんが雄二に代わることができないように、私が渡辺雪菜に代わることもできないのだろう。
彼女の性格がどうであれタカシくんの気持ちは渡辺雪菜にあるのだ。
「ごめん、ごめん。何か暗い雰囲気になっちゃったね。続き、しようか?」
タカシくんの指が太股を滑り中心へと昇る。
ふと思い付いた計画に私はそれを実行するか少し躊躇った。
だけど私にとって雄二の代わりは誰にもなれない。
そのためには何でもするってあの時誓ったんだ。
自分を奮い立たせるように目を閉じて、そして口を開いた。
「ねえ、タカシくん。本当は渡辺さんのことが好きなんでしょ?」
「……そんなわけないじゃん。あれはただの浮気相手」
「ふーん。せっかくいいこと思いついたのになぁ」
タカシくんの指が濡れた割れ目の辺りでぴくりと反応した。
分かりやすい。
2歳年下ということもあるだろうけど、もともとの性格もちょっと幼いところがあるのかもしれない。
「……何?」
自分が主導権を握れていないことに不満なのか口を尖らせるタカシくん。
驚くほど私の心の中は穏やかだ。
それは渡辺雪菜に復讐できるから?
それとも雄二を手に入れることができるから?
ぽつりと呟いた言葉に私はタカシくんの方に視線を向けた。
タカシくんが雄二に代わることができないように、私が渡辺雪菜に代わることもできないのだろう。
彼女の性格がどうであれタカシくんの気持ちは渡辺雪菜にあるのだ。
「ごめん、ごめん。何か暗い雰囲気になっちゃったね。続き、しようか?」
タカシくんの指が太股を滑り中心へと昇る。
ふと思い付いた計画に私はそれを実行するか少し躊躇った。
だけど私にとって雄二の代わりは誰にもなれない。
そのためには何でもするってあの時誓ったんだ。
自分を奮い立たせるように目を閉じて、そして口を開いた。
「ねえ、タカシくん。本当は渡辺さんのことが好きなんでしょ?」
「……そんなわけないじゃん。あれはただの浮気相手」
「ふーん。せっかくいいこと思いついたのになぁ」
タカシくんの指が濡れた割れ目の辺りでぴくりと反応した。
分かりやすい。
2歳年下ということもあるだろうけど、もともとの性格もちょっと幼いところがあるのかもしれない。
「……何?」
自分が主導権を握れていないことに不満なのか口を尖らせるタカシくん。
驚くほど私の心の中は穏やかだ。
それは渡辺雪菜に復讐できるから?
それとも雄二を手に入れることができるから?