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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
今日の疲れが出たのだろう。
疲れきった華子はそのまま眠ってしまったようだ。
気を飛ばしたまま。
抱き潰されたも同然に、眠りという休息に落ちていった華子の、くったりと力が抜けたその躰。
華子を優しく、激しく。
慈しむように華子を抱いた陽輔は、その様子を満足気に眺める。
小さく開いた唇から零れる、安らかな寝息。
自分の腕の中で、安心しきって身を預けている華子の姿は、やはり眠り姫のように見えて。
その無防備な姿が愛しくて、陽輔はそっと華子の髪に手を伸ばすと、優しく撫でた。