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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと


――俺の眠り姫。朝までゆっくりお眠り。そして、早く元気になれ。


華子が寝室に飾った小さな七夕飾りが目に入り、
先日の華子の七夕の願いを思い出し、陽輔の顔が綻んだ。

願いごとを見せ合った時の、華子の嬉しそうな笑顔を思いだして、陽輔の心は優しい気持ちに包まれる。


華子はどんな夢を見ているのだろう。


それは、陽輔に愛される幸せな夢に違いなかった。
その証拠に、眠っているにもかかわらず、
ぎゅうっと抱き着いて来た華子は、陽輔に向かって微笑んでいるのだから。


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