この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて
「えっ!そんなに―――」
一緒に出掛けるのを止めたくなるぐらいに、そんなに自分の浴衣姿は陽輔の好みに合わないのか。
変なのかな、なんて―――。
―――ようちゃんと一緒に呉服屋に行って、見立てて貰った方が良かったのかもしれない。
前の彼氏に言われたみたいに、自分にはセンスが無いのかも―――。
でも陽輔を驚かせたかった。
そもそもそも浴衣なんか着なければ、こんな気持ちになることはなかったんだ―――…。
なんだか本末転倒な感じがしないでも無いが、
旦那様に恋をしている華子にとっては大きな問題で、落ち込んでしまうのだった。