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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと


「えっ、あっ!御主人?!」


看護師のその作業が終わって。

点滴は終わったけれど、まだ気持ち良く眠り続ける華子を起こすのが忍びなかった陽輔は、まだ看護師がそこにいるというのに、華子を横抱きにすると軽々とベットから抱えあげた。


―――それは、世に言うお姫様抱っこで。


華子の小柄な躯に体重を感じないなんてそんな嘘は言わない。

でも。
抱き上げた腕に掛かる重さ。
華子が安心して自分に身を任せてくれているその重さが愛しくてならない陽輔だった。


―――もう少し幸せな夢を見てろよ。華子。


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