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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと

でも。
自分のべとつく躯で陽輔を汚してしまうのは嫌だった。

甘いさざ波は、華子の理性を蝕んでいく。
このままでは甘い波に飲まれてしまうのは確実で、こんな汗だくな躯じゃようちゃんに…嫌われちゃうかもしれないのに――…。


「…ようちゃん、タオル良いかな。躯、拭きたい。」

「…駄目だよ、華子。俺が拭くんだから。」


華子は陽輔が手にしていたタオルに手を伸ばし、手にするものの、陽輔によって手にしたタオルを取り上げられた。


陽輔の甘い動きは止まりそうに無かったし。
恥ずかしい気持ちはまだ拭えないけれど、陽輔とこうして抱き合うのは――…。


―――気持ち良くて、好き。


そんな風に思う華子。

でも――汚いもん。
愛されるなら幾らかでも綺麗な躯が良い。

陽輔に幻滅されたくないーーそう思って口にした華子の焦りなど陽輔は知るよしもなかった。

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