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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
―――俺が、隅々まで舐めて綺麗にしてやるのに。
躯を拭きたいという華子の言葉。
華子の汗で塩辛い味がするその鎖骨の窪みに、ゆっくり舌を這わせながら、そんな想いが陽輔の頭を掠める。
「えっ、あぁっ…、よう…ちゃ…」
―――そんな事を考えているなんて事を、口に出してしまったら――うぶな華子には嫌われてしまうかもしれないぞ。
そう思えば。
自分の中に沸き上がるそんな気持ちに、華子に向かって口に出すことは躊躇われた。
―――そうだ。まずは、華子を綺麗に拭いてサッさパリさせてやらないとな。
色っぽい華子を見ると理性が飛ぶ事が多いのは、手に入れられずに悶々とした時間が――触れたくても触れられないもどかしい時間が長かったせいだろう。
俺の腕の中で、華子の気持ち良さげな表情を引き出しながら、華子の躯を拭き浄めていくのは、案外楽しいに違いなかった。