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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
華子の足の間に移動した陽輔は、
横たわる華子の足の甲から、踝、ふくらはぎ。
そして、折り曲げて立てた膝の裏側へと、
華子が大好きなその手を使い、タオルで拭いて綺麗にしていく。
―――ようちゃんは、私の躯を綺麗に拭いてくれてるだけなのに…。
快感の疼きを感じ始めている躯に、翻弄されつつも、優しいけど、
手早い感じがする陽輔のその手つきは、華子をほんの少しだけ冷静にする。
さっきの…。
上半身への愛撫は、陽輔の柔らかい手つきに、つい反応してしまう自分をからかっていただけに違いない。
だけど。
陽輔が自分を求めてくれていることは、さっき感じた質感が証明してくれていた。
―――ようちゃんが、欲しい…の。
心配して、優しく躯を拭いてくれている陽輔に対し、
先程の胸に対する愛撫とは少し違う物足りなさを感じてしまうのは、間違ってる―…。
でも―――――…。
そう頭で思いながらも、
華子の躯は陽輔に向かって花開こうとしていた。