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本音はいらない。
第4章 溺れる

ご飯を食べ終えて、TVを見ている圭司の隣に座る。

『圭司…ごめんなさい』

「香織…?」

『圭司に酷い事ばっかり言った…』

ぎゅっと抱き締めてくれる優しい腕は温かい

『家庭の事、それに勝手にいなくなろうとした』

「…ん」

その手が上へと向かい、頭を優しく撫でる

じれったくて、もっと触って欲しくて


『圭司の…欲しい』

自ら誘う
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