この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
官能ショートショート『二人はツン・ツン』
第3章 ~バレンタインデー編~
「ハイ! じゃあ、しょうがないから、あ、げ、る」
「な、なにをだよ」
「チョコよ、チョコ! 私から義理でも手作りチョコがもらえるなんて、光栄よ、あんたもこれで今年の運、使い切ったわね?」
「バカか? しょうがねえ、捨てるとまた怒られるから、もらってやっか……」
「食べてみてよ」
「は? ここでか? いいよ、家で食うよ……」
「だーめっ! あんたはチョコを捨てたという前科があるんだから、私の目の前で食べなさい」
「しょうがねえな……えー、あのー……ハートの形してるんですけど……」
「しょ、しょうがなかったの! 型がそれしか売ってなかったたんだから……つべこべ言わず食べなさい!」
「はい、はい……」
「どう? おいしいでしょ?」
「ん……う、うん……うまいよ……ありがとう……」
「ありがとう? あんたが、私に、ありがとう? 絶対、おかしい……ちょっと寄越して……」
「あっ!」
「……げっ、なにこれ、マズっ!」
「い、いや、そうでもないよ……」
「これだからあんたって男は……マズイ時はマズイってはっきり言いなさいよ、バカっ!」
「あ、なにすんだよ!」
「いいの、捨てるの!」
「バカっ! やめろ! お前がせっかく作ったんだろ、寄こせ!」
「な、なにをだよ」
「チョコよ、チョコ! 私から義理でも手作りチョコがもらえるなんて、光栄よ、あんたもこれで今年の運、使い切ったわね?」
「バカか? しょうがねえ、捨てるとまた怒られるから、もらってやっか……」
「食べてみてよ」
「は? ここでか? いいよ、家で食うよ……」
「だーめっ! あんたはチョコを捨てたという前科があるんだから、私の目の前で食べなさい」
「しょうがねえな……えー、あのー……ハートの形してるんですけど……」
「しょ、しょうがなかったの! 型がそれしか売ってなかったたんだから……つべこべ言わず食べなさい!」
「はい、はい……」
「どう? おいしいでしょ?」
「ん……う、うん……うまいよ……ありがとう……」
「ありがとう? あんたが、私に、ありがとう? 絶対、おかしい……ちょっと寄越して……」
「あっ!」
「……げっ、なにこれ、マズっ!」
「い、いや、そうでもないよ……」
「これだからあんたって男は……マズイ時はマズイってはっきり言いなさいよ、バカっ!」
「あ、なにすんだよ!」
「いいの、捨てるの!」
「バカっ! やめろ! お前がせっかく作ったんだろ、寄こせ!」