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官能ショートショート『二人はツン・ツン』
第4章 ~クリスマス・イヴ編~
「ねえ?」
「なんだよ?」
「今日、クリスマスイヴの夜だよね?」
「ああ、そうみたいだな……」
「私、イブの女子会キャンセルして、わざわざ来てあげたんけど……」
「お、俺だって、か、か、彼女とのデート……」
「はい、はい、その“お約束”のくだりはいいから……」
「お前が、まえからここに来たいって言ったんだろうが? せっかく連れてきてやったのに、黙って食え……」
「言ったわよ! 言ったけど、何もクリスマスイヴの夜に、ラーメンの屋台に来ることないでしょ?」
「いいじゃねえか、そんなこと、いつ食ってもうまいものは、うまいんだよ」
「そうゆう意味じゃないの! イヴの夜って言ったら、ホテルの最上階のラウンジで夜景見ながらシャンパンで乾杯、とか、でなかったらディズニーランドで花火を見るとか、あるでしょ?」
「は? なんで、俺がお前とホテルのラウンジ行ったり、ディズニーランドに行かなきゃならねえんだよ、それに、彼女いても俺、そうゆうの嫌いだから、それに俺んち仏教だし、金ねえし……」
「仏教どうのこうのって言い訳、それ、昭和のドラマの中で言っていたセリフだわ、これじゃ、彼女できないわけだわ……」
「お前もな」
「るっさいわね!」
「なんだよ?」
「今日、クリスマスイヴの夜だよね?」
「ああ、そうみたいだな……」
「私、イブの女子会キャンセルして、わざわざ来てあげたんけど……」
「お、俺だって、か、か、彼女とのデート……」
「はい、はい、その“お約束”のくだりはいいから……」
「お前が、まえからここに来たいって言ったんだろうが? せっかく連れてきてやったのに、黙って食え……」
「言ったわよ! 言ったけど、何もクリスマスイヴの夜に、ラーメンの屋台に来ることないでしょ?」
「いいじゃねえか、そんなこと、いつ食ってもうまいものは、うまいんだよ」
「そうゆう意味じゃないの! イヴの夜って言ったら、ホテルの最上階のラウンジで夜景見ながらシャンパンで乾杯、とか、でなかったらディズニーランドで花火を見るとか、あるでしょ?」
「は? なんで、俺がお前とホテルのラウンジ行ったり、ディズニーランドに行かなきゃならねえんだよ、それに、彼女いても俺、そうゆうの嫌いだから、それに俺んち仏教だし、金ねえし……」
「仏教どうのこうのって言い訳、それ、昭和のドラマの中で言っていたセリフだわ、これじゃ、彼女できないわけだわ……」
「お前もな」
「るっさいわね!」