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あたかも普通の恋愛小説
第16章 天国と地獄
「新しい商品のご提案ありがとうございます。さっそくLoveランジェリー部と共同開発で色気のある美しい補正下着を企画してみたいと思います」
「頼んだわよ~。デザインとか出来た頃一緒に飲みにいきましょうよ。若い子の話も色々聞きたいわぁ」
私はにっこり笑顔で頷いた。
「承知いたしました。ではデザイン案が出来ましたら連絡させていただきますね」
大嶌様に似合う色をイメージしながら、あれこれと考える。
「ちなみにお相手の男性の方はおいくつくらいでしょう。お好みなどわかればなおいいのですが」
美魔女は笑い出した。そりゃあもう愉快そう。
「いくつだと思う?うふふ、年下の若い子よ」
さすが美魔女。若い男子のハートも鷲掴みの美魔女。年上の魅力というやつですね。
「何だかお仕事が楽しくなってまいりました。頑張らせていただきます」
「次回はゆっくり話しましょうね」
私は美魔女のオフィスを出てから、人気のラブランジェリーなんかを雑誌でリサーチしてから本社に顔を出した。
「おお。どうだった」
高多さんがお出迎えしてくれました。
「大嶌様のご要望でセクシーな補正下着をつくることになったんですが、ラブランジェリー部に協力を依頼したい場合本社のチームにかけあったらいいですかね?それとも支社のチームでもいいですか」
「お前のやりやすいほうでいいんじゃね?どっちだろうが俺から指令出しておくから。お前が仕切って好きにやれ」
「……いいんですか?そんな適当で」