この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あたかも普通の恋愛小説
第4章 恋花・火花


寂しそうな目で私を見て、井藤くんは小さく笑う。


「アイツが何か言った訳じゃない。でもアイツは真面目なやつで女とか苦手で。だから俺が勝手に小鳥ちゃんのこと、真壁をたぶらかしてるって、そう思ったんだよ」


私を傷付けないように、きっと言葉を選んでくれている。


「私、たぶらかしてなんか」

「うん。でもアイツは正直戸惑ってるよ。女に免疫ない不器用男だからさ」


私がいると、真壁さんの迷惑なのかな。うっとうしいのかな。


またじわっと涙が目に浮かんで私は悲しくなった。誰かを好きになるって辛いことが必ずついてくる。


「ねぇ小鳥。俺ならずっと幸せにしてあげれるよ」


優しい腕に抱き締められて、その心地よさや温かさに身動きができない。


「だから泣かないで」


/211ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ