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秘密
第6章 酔い
「──…っ、や…」


スカートの裾が上がり、冷たくなった脚を熱い手がゆっくりと上がってくる。

太股の内側を薄く撫でる指先が、閉じられた膝を僅かに開かせる。


「もっと開いて…」

「…っ…」


息がかかる度に、首筋から背中へと走る熱い痺れ。


「そうだよ、もう少し…」

「…っ…、やめ、て…」


こんな所で…


「今夜はあの人に、ここを触らせちゃだめだよ」


優しい囁きと嫉妬の混じった欲望が、拷問のように沙織を攻める。

倉本は潤んだ沙織の瞳を見つめショーツを横にずらした。

ひんやりとした風を感じ、閉じたままのそこが露にされた。


「…お願い、誰かくるわ…」

「静かにして…」


指先が割れ目を縦になぞり、遠慮なく蜜口に触れた。


「──…ウッ…」

「あぁァ…沙織…」


指がぬめりを楽しむように、花びらを左右に分けながらで行き来する。


「ハ…ハアン…」


くるくると蕾を焦らし、指で挟んで激しく揺らす。


やめて…

あ…


小刻みに腰が震え始めた。

恥ずかしい水音が辺りに響き、沙織の羞恥心を煽るように倉本の視線が熱く鋭くなった。


「ねぇ、ココ…だれの?」


蜜口をクニュリクニュリと撫で回し意地悪な眼の男が問い掛ける。



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