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桜宴香~おうえんか~
第1章 桜宴香
「ぁ、……湊さ……」
恍惚とした瞳。甘ったるい声が俺の名前を呼ぶ。
もっと淫乱な顔をさせたい。もっと甘く啼かせたい。
それを全部この身体に焼き付けたい。
ふと下げた視線の先には脱ぎ捨てたジャケット。
それを地面に広げて腰を下ろす。
「もっと顔見たいから…おいで」
そう言って手を取って彼女に跨がせようとすると
彼女がジャケットの上に腰を下ろし、大きく脚を開いた。
「痛いから俺が下に……」
「大丈夫だからこのまま来て?」
恥ずかしそうに太ももを持ち俺を誘惑する。
持ち上げられた脚に履かれた彼女の靴のストラップの留め金に小さな桜の花をかたどったチャームがついていて、それがひらひらと揺れている。
カワイイな。彼女にとても似合っている。
「あ……湊さ……っ!それダメぇっ!またイっちゃうよ……」
俺を飲み込んでゆく泉のほとりにある小さな芽をゆるゆると撫でてやるとギュウギュウと締め付けられる。
「何回イってもいいよ」
そうは言ったものの、熱く激っている杭を根元まで打ち込むとこっちがイきそうになる。